【類設計室】教育事業部「類学舎」が繊維商社の株式会社ヤギの未来創造プロジェクトとSDGsの本格的な実践学習でコラボを開始しました。子どもたちがサスティナブルな製品を企画し、実際の形にします
株式会社類設計室(本社:大阪市淀川区、社長:阿部紘)教育事業部の全日制スクール「類学舎」はこのほど、繊維商社の株式会社ヤギの未来創造プロジェクト(本社:大阪市中央区・東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:八木隆夫)とコラボレーションを開始しました。
コラボレーションは、類学舎の子どもたちがヤギ様や同社パートナー企業の方から、服を通してSDGsや繊維の回収・再生の取り組みを学び、それを受けて事業企画を考え、製品として実現させるというものです。合計9回(最終回9月27日予定)に及ぶミーティングやワークショップを実施します。毎開催、同社に伴走いただき、製品として形にします。
子どもたちの将来は、サスティナブルなビジネスや社会が当たり前になっている時代。先進的にSDGsに取り組んでいるヤギ様と共に取り組む本格的な実践学習は、大変意義のあるものです。類学舎生たちは果たしてどのような製品を生み出すのでしょうか。ぜひその成果と子どもたちの変化にご期待ください。
概要
類学舎生チーム(1チーム)が、ヤギ様及びパートナー企業(アミアズ株式会社等)の指導を仰ぎ、企画を立てて製品を形にします。場所は基本、類設計室大阪本社で行われます。回収した衣料をリサイクルする為にファスナーやボタン等の付属を外す作業を実際に体験するワークショップ等も行います。
【今後のスケジュール】
8/2 (金) 10時~12時 ステークホルダーヒアリング
8/9 (金) 時間未定 ワークショップ
8/30 (金)10時~12時 企画検討&実施①
9/13 (金)10時~12時 企画検討&実施②
9/20 (金)10時~12時 企画検討&実施③
9/27 (金)10時~12時 クロージングプレゼン

・開催された直近の授業について紹介
5/30に基礎講座を開催。ヤギ様の紹介後、SDGsについて基本的な知識や、繊維業界が抱えている課題や問題を学びました。後半ではSDGsボードゲームの認定ファシリテーター資格を持つ同社社員が登壇し、ボードゲームを開催、使用したSDGsワークショップを実施しました。
7/3も基礎講座の続きとして、同社パートナー企業アミアズ株式会社と再生の取り組みプロジェクト「Withal」の説明を受け、質疑応答を行いました。
3日の授業では、日本国内で衣類回収が進まず、着た後の衣服が大量にゴミとして廃棄されている現実が紹介され、その量の多さに子どもたちは驚くと同時に、回収された洋服がさまざまな物に生まれ変わる可能性について学びました。
アミアズ社様が持ってこられた原料や製品に実際に触れて考え、課題の解決方法・手段、学習ゴールを自分たちで設定しました。さらに子どもたちは「自分なら何をつくるのか」「自分たちで取り組めることは何か」などをそれぞれ考え、次回までにその考えたことを整理してくることに。
授業後のアンケートでは「自分たちの意識が低いから現在の状況になってしまった」「SDGsを絶対に達成しないといけない」といった、環境問題を真剣に受け止める意見が多く見受けられました。
・株式会社ヤギについて(同社から寄せられた紹介文より)
1893年に綿糸商として創業して以来、社是である「終始一誠意」の精神を守りながら時代と社会の変化に機敏に対応し、現在はマテリアルから、ライフスタイル、アパレル、ブランド・リテール領域に至るまで、繊維を中心に多岐にわたる事業を展開している繊維商社です。
2023年10月には創業130周年を迎えました。今後も持続可能な社会の実現に向けて、新たな価値の創造と企業価値の向上に取り組み、当社の「VISION」を実現させていきます。
・類学舎について
2019年に設立。類塾による「探求科」「実現塾」(ともに2016年)、「仕事塾」(2019年)、「野外体験活動教室」(1986年)「わかさ合宿」(2003年)の事業蓄積を経て、仕事・探求・異年齢を柱にした全日制スクールです。類学舎は、社会に一番近い学び舎として、「人とのつながりの中で学び、気づき、形にする」「豊かな経験を通じ、子どもは胸をはって未来を歩む」――このような方針ものと、自分の道を見つけ、未来に生きる子どもたちを育てています。学業はもとより、実社会とつながる「仕事カリキュラム」にも重点を置いています。その一環として、外部の企業・団体のご協力のもと、生徒たちのインターンシップ等、仕事を通じたリアルな実体験の場を皆様から提供して頂いています。