「学校法人藍野大学 大阪阿倍野キャンパス 明浄学院高等学校新校舎及びアリーナ」が竣工しました
学校法人藍野大学が運営する大阪阿倍野キャンパスプロジェクトの第Ⅰ期工事として、明浄学院高等学校の新校舎及びアリーナが竣工しました。
2つの高校が1つになるプロジェクトで、多様なコース、多様な生徒が通う高校になります。コンセプトは「心に寄り添い、志を育む母校」。外観は、多様な生徒の活動を表した様々な質感のキューブと、それを包み込む木調の柔らかな大屋根でデザインしました。
L形プランの結節点には、生徒・先生の交流を促すコミュニティラウンジを設け、既存校舎との結節点には中庭を配置しました。お昼休みや放課後は、生徒たちが思い思いの活動をしています。アリーナは、合理的な構造フレームを見せるデザインとして計画しました。
そのほかに学校のロゴを作成。2つの高校の頭文字「A」と「M」が寄り添い重なるデザインで、この先の社会を自分の足で立って生きていく力強さを表現しました。HPやパンフレット、職員のジャケットなど様々な場所で使われています。
【施設概要】
(1)施設名 :大阪阿倍野キャンパス 明浄学院高等学校新校舎及びアリーナ
(2)所在地 :大阪市阿倍野区文の里3丁目15番7号
(3)構造 :新校舎:RC造、新体育館:S造
(4)建築面積:6437.05㎡(新築部)
(5)開設日 :2024年1月
【施設の様子】
(1)エントランスホール
開放的な天井レスの空間に、外壁のキューブのモチーフを踏襲した照明をデザイン。情報発信の場として、壁面に大型モニターを設置し、中央には図書等をディスプレイできる家具を計画。

(2)コミュニティラウンジ
生徒の集まる空間として、天井レスに加えて外壁を全面ガラスとすることで開放感を演出。中央に階段を設けて各階のコミュニティラウンジを縦に繋ぐことで、学校全体で交流を促す計画。

(3)中庭
既存校舎との結節点に設けた中庭は中央に人工芝のスペースを計画。お昼時は生徒たちがお弁当を広げて過ごしています。

(4)アリーナ
特徴的な斜めの架構を採用することで、構造フレーム全体を細い部材で構成し、架構自体がデザインとして機能するように計画。
