2024年4月24日
京都工芸繊維大学 菅特任准教授・金助教 × 類設計室の共同授業がスタートしました
今年度の4月より、京都工芸繊維大学の菅健太郎特任准教授・金ジョンミン助教と類設計室で建築学専攻の大学院生を対象とした共同授業「建築設備設計技術」がスタートしました。
本講義では、環境設備の観点から建築を読み解き、建築物の見学と実測を通して性能を確かめることで、環境設備の設計について実務的なレベルで理解し、具体的な環境提案が行えるようになることを目的としています。
ケーススタディ形式で、類設計室のプロジェクトを題材とした、建物の見学・実測、実測結果のプレゼン演習を行います。
現代の建築設計は環境計画・設備設計なくしては成立しません。そのため、環境計画と設備設計を統合的に計画する技術が必要です。
近年、環境設備設計は特に注目されている分野ですが、建築業界では、設備人材不足問題を抱えています。そのため、これからの環境設備設計者を育てていくことが建築業界としても大きな課題となっています。
今回の講義は、京都工芸繊維大学・菅特任准教授と類設計室の設備設計部・土屋の「環境設備設計の面白さを広めたい」という熱い想いと、授業の題材としてご協力をしてくださるお施主様との関係があるからこそ、開催することができました。
初回は、類設計室が登壇し、プロジェクトを紹介しました。さらに、菅特任准教授と設計の職能について、対談も行いました。
設計者が登壇するということで、「どのような視点でプロジェクトを進めたのか」「設計時にどのようなところで苦労したか」「どのような計画をしているのか」など多くの質問が投げかけられ、非常に盛り上がりました。
類設計室は、今後も設計者を育てる取り組みとして、実務に触れる新たな機会を創出し、環境設備設計の面白さを広めていきます。
