関東大震災後に建設された復興小学校の改築プロジェクト。幼稚園・児童館併設の多層的役割を持つ施設として地域コミュニティーの拠点となる学校を目指した。外観は大らかな曲面と両翼に伸びた水平ラインを継承し、地域のシンボルに相応しい風格を持つデザインとした。アーチ梁やステンドグラスなど、内装にも旧校舎のモチーフを用いるとともに、木質素材でコーディネートすることで、心に残る温かみのある学習環境を創り出している。太陽光や壁面緑化、雨水利用など、自然エネルギーを積極的に取り入れ、環境教育にも活用できる施設となっている。
- 名称
- 中央区立明正小学校等複合施設(明正小学校・明正幼稚園・新川児童館)
- 建築主
- 中央区
- 所在地
- 東京都中央区
- 竣工
- 2014年07月
- 延床面積
- 11,701.99㎡
- 構造
- RC造
- 階数
- 地上6階、地下-1階
- 写真撮影
- 認証
- 年
- 掲載メディア
- 近代建築2015年07月号