京北地域は、森林や清流などの自然環境に恵まれ、人々の絆が暮らしの中に息づいています。平安京遷都以降から1000年以上禁裏御料地を守ってきた村落共同体としての自治の歴史と誇りが継承されてきた地域です。
本事業は、林業の低迷と都心部への移住による急激な少子高齢化により低下した地域活力を取り戻したい、という大きな期待と「京北はひとつ」の理念のもと、3つの小学校と1つの中学校を小中一貫校として統合する計画です。
地元の方々とのワークショップを通じて「地域の子どもは地域で育てる」という高い自治意識と「自然のなかで生きる力が育つ」という確信を得ました。豊かな自然と高い地域力を相乗させ、京都市の先進教育を取り込むことで、京北地域の特色を生かした学びの場を目指しました。
アプローチ大階段の軸上に昇降口と図書室・メディアセンターを配置し、大きな木架構の大屋根の吹抜けや回廊により立体的で変化の富んだ空間構成としています。中央の吹抜空間には、京北地域の6地区を6本の樹状木柱に見立て、ひとつの大きな屋根を支え、地域の子どもたちを育む象徴的な空間を実現しました。
- 名称
- 京都市立京都京北小中学校
- 建築主
- 京都市長
- 所在地
- 京都府京都市右京区
- 竣工
- 2020年03月
- 延床面積
- 8,400.16㎡
- 構造
- RC造・一部S造および木造
- 階数
- 地上2階、地下1階
- 写真撮影
- 認証
- 年
- 掲載メディア
- 建築技術「構造デザインMAP2019」2019年09月号、近代建築2021年01月号、スクールアメニティ「京都市立学校施設整備特集」2021年03月号、コトブキシーティング「公立学校向け事例集」2022年号、新建築2023年1月別冊号 類設計室創立50周年記念号