大阪私学の名門である高槻中高は、次世代のグローバルリーダー育成をスクールミッションとし、自ら課題発掘とその研究、発表の繰り返し行う「探究型学習」に力を入れている。Ⅰ期工事では高校普通教室と特別教室群を計画。1階はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の中心となる理科教室群が並ぶ。教室へ至る廊下は、先端理科教育の内容や子どもたちの成果が溢れる「サイエンス・ストリート」を設え、日常的に自然科学への知的好奇心を高めている。Ⅱ期工事は図書室と講堂を計画。「アカデミックフォレスト=学びの森」をコンセプトに、膨大な書籍の本の森を探検し、探求していく場となる。図書館とつながる講堂は300人が入る円形のホールで、周囲からも伺い知れる「志の発表の場」とした。完成後には、将来の日本をリードする若者たちが、そこかしこで探求を行うキャンパスとなることを期待している。
- 名称
- 高槻中学校・高等学校改築工事Ⅰ・Ⅱ期
- 所在地
- 大阪府高槻市
- 竣工
- 2018年07月
- 構造
- RC・S
- 写真撮影
- 認証
- 年
- 掲載メディア