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教育施設「日本トップ」の実績を活かし、
構想・設計・運用まで一貫したコンサルティング

東京大学21KOMCEE/
法政大学第二中学校・高等学校

激変する社会状況を受け、日本の教育は新たな可能性に向かって大きく舵を切っています。市場が縮小の一途を辿る中、国際競争力の衰退や大企業の凋落、産業界では大学不要論まで囁かれ、暗記型の近代教育から本物の思考力や追求力を再生する教育への転換が模索され始めました。次代を生き抜くために必要な能力は何か、学びの場はどうあるべきか。類設計室は、教育施設設計で日本トップレベルの実績を積み重ねる中で、新領域「教育イノベーション・コンサルティング」を独自に確立。経営、教学、施設戦略の全てを包括する新たな視点と発想で、生き残りをかけた変革を提示していきます。

教育の可能性を掴む

2011年、「理想の教養教育」を目指して計画された東京大学21KOMCEE Westは、先進的な自律型学習「アクティブ・ラーニング」を形にする建築として教育界の注目を集めました。

社会で直面する問題が多様化かつ複雑化していく中、教育は、従来の一方通行で知識を暗記する講義形式では答えを出せなくなってきています。そこで、答えのない問いを追求するため、教室は教壇を廃し、自在なレイアウトを工夫できる空間とするなど、革新的な環境を実現しました。

さらに竣工後、実際に設計した施設がどういう使われ方をしているかを検証する「使い方調査」も開始。設計者の認識と実社会の現場をすり合わせていくことで、本当に求められる学びの場を掴むことを目指しました。

こうした類設計室の設計者としての「姿勢」そのもの、徹底した調査と分析に基づく的確な将来予測やきめ細かい提案が新たな価値となり、社会に求められるようになったのが「教育イノベーション・コンサルティング」です。

設計事務所の枠を超える

法政大学では、老朽化・複雑化する施設と機能の現状分析、課題整理を行い、キャンパス再編とブランディングを支援。法人展開の戦略として法政大学第二中学校・高等学校の共学化と新校舎の設計を手がけました。また、中央大学でも、附属中学校開設にあたって教学戦略、広報・入試戦略に関与し、それらを実現する施設設計を行いました。追手門学院中学校・高等学校では、2050年の未来に求められる学校という視点から、既存のカリキュラムに捉われない新しい学びを教員とともに考える建設プロジェクトを進めています。

左端:中央大学附属中学校 ・高等学校 / 左から2枚目:コンサルティングの課題編成 / 右から2枚目:戦略投資のための長期修繕計画 / 右端:都心回帰・進出した大学のレポート

そのほか、公教育施設では、図書館や福祉施設との連携など高度化・多様化する機能を通じて、新しい役割が期待されています。地元のシンボルとして住民に愛される中央区立明正小学校・明正幼稚園・新川児童館は、世代を越えた交流を実現する活力再生拠点として存在感を強めています。

既存の枠を超え、現実に直面している壁を突破していくには、事実を手がかりに物事の根源を捉えることが必要です。

類設計室では、所員一人ひとりが常に社会を対象とし、最先端の潮流を追求。全部門から日々の最新情報がオンタイムで投稿・閲覧される「社内ネット」や、全社員が一堂に会して開催される「劇場会議」、社員有志が自主的に追求したいテーマを定めて定期的に開催する「自主グループ活動」など、多様な追求の場で確かな認識と豊かな言語能力を磨いています。それらの力を駆使し、次代を拓く新たな可能性を実現することに挑戦しています。