建設通信新聞に、弊社が設計・監理を担当した「ジョイフル本田千葉店」が掲載されました
建設通信新聞(4月26日付)に、弊社が設計・監理を担当した「ジョイフル本田千葉店」が掲載されました。
株式会社ジョイフル本田 矢口幸夫代表取締役社長からの「地域の皆様のご要望にお応えできる店舗に」という期待に応える、魅力あふれる施設としつつ、「新建屋はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)として省エネルギー型の環境に配慮した建物に生まれ変わります。」と評されているとおり、全国的にも珍しい、最新の環境・省エネ機能を多数導入した環境配慮型施設となっています。
「設計メモ」では弊社の大森義也が上記環境配慮・省エネに加え、デザイン面・機能面の工夫について述べています。
(以下引用)
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ホームセンタージョイフル本田千葉店は千葉市稲毛区園生町368ー1に立地する商業施設であり、約28年の間、地域に愛された既存店の建て替えとなります。
2011年開業の千代田店以来7年ぶりの新店となり、また今後継続出店を計画する中規模店のパイロット的施設でもあることから、「飛翔」をコンセプトとし、各所に新機軸を打ち出しています。
外観はコーポレートカラーのブラックを基調にアースカラーを新たにあしらい、大面積のガラスカーテンウォール、屋外デッキなどで開放感・新しさを演出、加えて屋外売り場の開閉式テントや屋上機器目隠しを兼ねる白い大庇で機能を確保しつつ飛翔感を持たせています。
店内は従来のイメージを一新するホワイト基調でコーディネートし、大きなガラス面およびそこに面する吹き抜けと相俟って明るさに満ちた空間になっています。避難安全検証法採用による排煙設備の緩和、消防法有窓扱いにすることによる消防設備の軽減に加えて、階高を低く抑え、コスト縮減をも実現しています。
また、柱・梁を外部へ出すことでフラットな内壁面を持つバックヤードは、売り場との間を間仕切り壁ではなく、什器で間仕切る計画とし、将来のレイアウト変更にもフレキシブルな対応を可能としています。
環境配慮・省エネ対応としては高効率型GHP空調や、適切な照度設定とした全館LED照明、外皮の高断熱化などによって、平成28年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業に認定され、ランニングコスト縮減と補助金取得をもって事業採算の向上に寄与しています。
(類設計室東京事務所 ディレクター 大森義也)
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