2017年12月14日

旧校舎への思いを引き継ぐ
〜都立南花畑学園特別支援学校(仮称)改築

弊社で設計監理を行っている都立南花畑学園特別支援学校(仮称)の1期工事が終了し、引き渡しが終了しました。



隣接する既存の知的障害校(南花畑特別支援学校)と肢体不自由校(城北特別支援学校)の老朽化に伴い、統合によって教育環境の向上を図るプロジェクト。2016年に着工し、2棟の一部を先行して建設した後、既存校舎の解体、後続建設という計画で整備が進められています。竣工は2020年の予定。



生徒たちから「広くなった」「綺麗になった」と喜びの声が上がる中、城北特別支援学校では慣れ親しんだ校舎からの引っ越しのけじめとして「引き渡し式」が行われ、北山博通校長が「新しい校舎で楽しい思い出をたくさん作っていこう」と話しました。


取り壊しが迫った旧校舎には、生徒たちの思いの込もった「落書き」がたくさんあり、旧校舎への感謝と思い出にあふれていました。



改修や改築は建物を綺麗にする、便利にするといった「形」だけのものではありません。利用者の思いを受け継ぎ、さらに積み重ねていける場をつくれるよう、これからも力を尽くしてまいります。

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