2017年12月04日
安全・安心の実現で新たな資産価値を〜立教大「特定天井改修工事」竣工
弊社が設計監理をしました立教大学「タッカーホール」「9号館」の天井改修工事が完了しました。
天井落下防止に関する新たな法規制を受け、特定天井の耐震強化と安全対策を図ったもの。両施設とも、大学の夏季休暇中の1ヵ月半という工期の制約があり、費用にも考慮した結果、既存の天井を撤去して直天井に仕上げました。
タッカーホールは講堂、9号館は講義室としての用途に沿って、改修後の残響時間、空調シミュレーション、照度分布の検討を行い、またそれぞれ天井色や照明の位置などを工夫することで、可能な限り鉄骨を目立たなくしました。築50年、30年を超える建物が安心して使用できる施設に再生され、竣工後は同校から「短期の工期にも関わらず、しっかりと丁寧な施工をしていただいた」と感謝の言葉がありました。
特定天井の安全対策は、今後も欠かすことのできない課題です。弊社でも、改修工事を通じて、お施主さまに大切な資産を長く安心して使用していただけるよう尽力してまいります。