2024年9月03日

【こども建築塾】東京初開催!設計を手掛けた中央区立晴海地域交流センター「はるみらい」で、一級建築士による「こども建築塾」を開催しました

株式会社類設計室の教育事業部 しごと学舎による「こども建築塾」は、東京にある中央区立晴海地域交流センター「はるみらい」にて、子どもたちのものづくり体験イベントを2024年7月24日(水)に行いました。建築設計のプロたちと一緒に模型作りに挑戦するという本取り組みは、東京では初の開催となります。

当日は2回に分けて、小学4年生から高校3年生の子ども28名が参加しました。建築がなぜ生まれたのか、様々な建築物を見て年代順に並べ替えるといった建築の歴史を学び、その後は「みんなが集まる広い空間づくり」と題して、紙や粘土、割り箸などを使って模型作りに挑戦しました。

また開催場所である「はるみらい」は類設計室が設計・監理に携わった物件でもあり、設計者による建物解説ツアーも行うなど、充実したプログラムとなりました。

こども建築塾に参加した子どもたちからの感想

・「短時間で密度の濃い体験ができた。はるみらいの新旧の比較を見ることができたのが良かった。」(中学2年生)

・「設計士の方々からのお話を聞いて様々なアイデアが浮かび、活動に活かすことができた。はるみらいの昔の面影を残しながら『新しく・使いやすく・環境に配慮する』という部分が好きだな~と思った。」(小学5年生)

・「『文化継承・SDGs・暮らしやすさ』など様々な視点で建築が成り立っていることに感動した。光の入り方や木材の使い方に温かみを感じた。」(高校1年生)

こども建築塾を運営した一級建築士やスタッフの声

・「建築設計の仕事は、自分が住みたい家を建てることではない。できた建物を通じて、人と人のつながりや幸せや喜びが生まれていくことが建築の目的。だから、人のことを考えたり、会話の中で相手の気持ちを読み取って、言葉にし、明確にしていくことが大切。初めて会う子たちでも協力している姿を見て、建築の持つ力だと感じた。」

・「子どもたちの巻き込み力がすごいなと感動した。最初、大阪と比べて物静かな印象を受けたが、アイスブレイクで1人ひとり声を出してからは場がすごく和んでいた。東京は興味の度合いが高く、それもあってか、チームの役割分担がしっかりできていた。」

今後も類設計室の教育事業部では、未来を生きるこどもたちの学びになるよう、進路選びのヒントや世界観を広げるイベントを東京でも企画していく予定です。どうぞご期待ください。

中央区立晴海地域交流センター「はるみらい」

地域の総合拠点、中央区立晴海地域交流センターは「はるみらい」を愛称に、「晴海の輝く未来、皆さんに愛される施設となってほしい」という思いが込められています。ほっとプラザはるみを大規模改修して、2023年12月17日(日)にオープンしました。現在では、集会室や多目的な活動室、学習スペース、キッズスペース、トレーニングスタジオなど、さまざまな世代にご利用いただいております。

(関連リンク)類設計室 「中央区立晴海地域交流センター はるみらい」