2021年7月19日

竣工後の荒川区立尾久図書館で環境実測。
快適な環境づくりも「脱・つくりっぱなし」

弊社が設計・監理を担当した荒川区立尾久図書館にて室内環境の実測を行いました。開館前に夏・秋・冬で3回実測を行い、今回は開館後はじめて迎えた梅雨の実測です。図書は湿気に弱いため、湿度が高い時期に室内環境を計測し、図書と利用者にとって良好な環境になっているかを確認しました。


結果、館内のどの地点においても温度・湿度ともに設計で意図していた温熱環境が実現されていることを確認。屋上に設置した外気処理空調機で除湿された空気が空調室内機を通り、室内の各所から吹き出すことで、どこに居ても湿度が適正な値に保たれていました。

実測調査後は、図書館職員に建物の使い方でお困りごとがないかヒアリングし、空調機の設定などを見直しました。

建物は、使い始めてからが本番です。つくって終わりではありません。これからも足しげく通い、「脱・つくりっぱなし」の認識を持って建物を共に育てていきたいと考えています。

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