2021年3月09日

「新建築3月号」に「AGC横浜テクニカルセンター SE1」が掲載されました

弊社が設計・監理を手掛けた「AGC横浜テクニカルセンター SE1」が竣工。新建築3月号(2021)に掲載されました。

本施設は、横浜市神奈川区羽沢の中央研究所と、鶴見区の旧京浜工場を統合した新たな研究開発拠点「AGC横浜テクニカルセンター(YTC)」の中核施設です。
これまでの中央研究所モデルは、基礎研究から製造までを自社の各部門で完結することがほとんどでしたが、革新的技術の創造と開発スピードが求められる社会で、社内外の「協創」を核とした研究体制に転換。そのため、社会から離隔されていた研究所を大胆に開くとともに、新技術の開発空間を、クライアントや外部研究者、社員の目に触れるオープンエリアに配置し、変異を生み出すことを意図しました。
デザインコンセプトは「Future Factory Lab」。試行錯誤で挑戦してきたAGCの「ものづくりの熱量」を継承するとともに、「AGCの次をつくる」未来感のある空間を目指しました。美しく整った清廉な研究所よりも、ファクトリーのような荒々しい空間が、その答え。国内最大級のガラスで構成された外観は、AGCの熱量を来訪者に発信するとともに、変貌する京浜工業地帯のオープンイノベーションの象徴となります。

 
【施設概要】
(1)施設名:AGC横浜テクニカルセンター SE1
(2)所在地:神奈川県横浜市
(3)構造:鉄骨造(基礎免振)地下1階 地上4階建て
(4)建築面積:12,899.92㎡(延べ面積44,883.21㎡)
(5)開設日:2020年12月
 
【施設の様子】
(1)外観
端正なガラススクリーンによる、オープンイノベーションの象徴となる外観。

(2)協創空間AO
ファクトリーのような荒々しい空間により、社員・ゲストとも試行錯誤できる場を目指した。

(3)AO Park
大きな階段を登った2階にはゆったりとした待ち合わせスペースを配置。

(4)開放感のあるオフィス
回遊動線を計画し、一体感とスピーディーなコミュニケーションを誘発。

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