「仕事」と「子育て」は「一体化」させるもの 「建設通信新聞」に「共同保育プロジェクト」が紹介
「建設通信新聞(12月14日付「カナリア通信」)」で、弊社が取り組んでいる「共同保育プロジェクト」が紹介されました。
仕事と子育ては「両立」ではなく「一体化」させるもの。共同体企業ならではの働き方とサポート体制を取材していただきました。
類設計室では、設計技術の高度化に加えて、会社組織として「生産の場のあり方をどうする?」ということも、社員たちが自ら考え、日々追求・実践しています。
こうした組織づくりの可能性についても、多くの方々に共有しながら、さらなる発展に努めてまいりたいと考えております。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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【事業内保育施設のいま】
子育てと仕事、みんなで取り組む
「会社で子育て、はじめませんか?」そう謳っているのは類設計室。オフィスの一角に子どもが遊んだり眠ったりするスペースを作ってしまった。その名も「共同保育プロジェクト」。会社でお母さんが子育てをしながら仕事をするという新しいスタイルだ。きっかけは4年前、大阪本社で当時入社10年目前後の3名の女性が同時期に出産したことだった。彼女たちの「子育てと仕事を分けるのではなく一体にできないか?」「子育ても、これまでの仕事と同じようにみんなで取り組みたい!」そんな想いから立ち上げられた。
東京本社でも昨年から開設され、現在、久保田彰子さんは1歳のあんりちゃんを、山田由美さんは2歳のみずきちゃんを連れて出勤してくる。お母さんが和室の共同保育室で子どもを見ながら仕事をし、仕事の合間に授乳もできるので0歳の子どもでも安心だ。必要に応じて皆がいるオフィス階で子どもを抱っこしながら打ち合わせや会議にも参加する。周りが自然に手を差し伸べ、職場一体で子どもを見守る空気がある。「思わず笑顔になる」「無邪気な子どもから学ぶことがある」と男性社員たちは話す。
働きながら共同保育をし仲間や社会と繋がることで、お母さんは安心しいつも明るくいることができる。その充足が子どもや会社に伝わっていく。子どもも、沢山の人から可愛がられ豊かな感情が育つ。お母さんにとってはもちろんだが、子どもにとっても、会社にとってもいい仕組みだ。「こうやって会社のみなさんと育児もしながら働けることが有り難く、社会にも拡げていきたい」と、久保田さん、山田さんはいう。
同社は「自分たちの生きる場は自分たちで作ってゆく」という志の共同体企業だ。全社員が経営者として仲間や社会のことを追求する同社だからこそ、この共同保育も単に福利厚生として与えられる場ではなく、社員たちが自ら考え生み出してきた。来春にはまた新しい共同保育室メンバーも誕生する予定だ。
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