キミカ 千葉プラント本館が竣工しました
海藻から精製される「アルギン酸」の国内トップシェア企業である株式会社キミカの創業80周年事業として新社屋が竣工しました。
「KIMICA One World」をコンセプトに、新社屋にはオフィス機能、研究開発機能、品質検査機能、福利厚生機能を集約しました。企業の一体感を創出するため、24m×70mの無柱空間には「ワンルームオフィス(1階)」と「オープンラボ(2階)」を配し、建物中央のクロス階段で結ぶことで社員のコラボレーションを促す計画としています。
どこからでも屋外の景色が見通せるストレスフリーなラボとし、天井輻射空調システムとコアンダ効果の外調機システムの組み合わせで、エネルギー消費を削減しながら均質な温湿度環境を実現しました。2階に機器類を集約することで災害時のBCPを高める工夫を取り入れたほか、建物前面の広々とした緑地を地域に開放しています。
「ジャパン SDGsアワード」や「環境大臣賞」の受賞企業に相応しい、人と地球にやさしい拠点が富津市に誕生しました。
【施設概要】
(1)施設名 :キミカ 千葉プラント本館
(2)所在地 :千葉県富津市
(3)構造 :鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 2階建て
(4)延床面積 :3,923.37㎡
(5)開設 :令和4年11月
【施設の様子】
(1) 1階ワンルームオフィス
18m×70mの無柱空間。天井の輻射空調により均質で心地の良い温湿度環境を実現した。

(2) 2階オープンラボ
24×70mの無柱空間により、研究テーマに応じて実験室レイアウトを柔軟に可変できる計画。

(3) 1階食堂
テーブル席、ソファ席、カウンター席など多様な居場所を計画し、社員の交流を生み出す空間。

(4) 階段
コミュニケーションのハブとなる、建物中央の階段。踊場には気軽に使えるミーティングスペースも

(5) 食品アプリケーションラボ
プロ仕様の製麺・製パン設備を設置し、アルギン酸の食品用途を開発する。
