– 主な業務経歴 –
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2014年
設計事業部の情報電気部門(当時)として、東京設計室に配属。『江戸川区立第三松江小』の設備設計を担当。
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2015年
1年目に設計を担当した小学校の設備工事監理や庁舎設計などを担当。
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2016年
情報電気と機械設備を統合した環境設備部門へ所属。『荒川区立尾久図書館』や『江戸川区立葛西小学校・葛西中学校』などの環境設備設計を担当。人材採用担当を兼任し、現在まで継続して担っている。
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2017年~
『フジキカイ THE BASE NAGOYA』などの民間企業オフィス、教育施設などで主に環境設備基本設計を担当。
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2019年
環境設備部門サブキャップ、『MIC株式会社 本社』、『荒川区立尾久図書館』などの監理を担当。
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2020年
東京設計室の営業に配転。『株式会社キミカ本館』、『ハナマルキ大利根工場新物流センター』、『大和郷幼稚園』などのプロジェクトのマネジメント・プロデュースを担う。
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2021年
『足立区立梅田八丁目複合施設基本構想』の基本計画、『某私学の中等部新設』を担当。
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2022年~ 現在
『大田区立不登校特例校新築基本構想』の基本計画、『某メーカー新研究所』、『某食品会社店舗』を担当。
営業かつ人材担当として、組織を牽引している望月さんの魅力をご紹介します。
―これまでのキャリアを教えてください
環境設備設計部、人材採用担当を経て、現在は営業担当。
相手に伝えることを通して、会社を自らの手でつくっていく意識が根付いた。
入社してから6年目までは、環境設備設計部で様々なプロジェクトの設計を担当しました。
2年目の時、1年目で設計に携わった「江戸川区立第三松江小」の設備監理を担当させてもらう機会があり、設計図を羅針盤に建物を建てていく熱量に圧倒され、設計者の責任を改めて感じました。
また、建物が完成して、実際に使っている子どもたちから、「この学校大好き!」という言葉をもらって、何のために、誰のために建物を建てるのかがより鮮明になり、もっと広い対象の期待に応えていきたいという想いが生起しました。
3年目からは、設備エンジニアリングの課題も担いながら、人材採用担当として採用活動や入社するまで・入社した後の人材育成を担っています。学生に対してどんな会社かを伝えていく立場になり、パンフレットに書いてある言葉そのままを話していても伝わらないことを痛感し、自分の頭で考えて、自分の言葉で伝えることを意識するようになりました。相手に伝えることを通して、会社を深く知る契機になり、もっと良くしていきたいという想いにもつながっています。
7年目からは営業担当として事業構想段階からプロジェクトに関わっています。設計事務所の営業は商品を売る営業とは異なり、プロポーザル等で提案して、戦略パートナーとして選んでもらう必要があり、そのためにどうするかを常に考えています。そして、クライアントが業界の中で勝っていくために、組織をどう活性化していくかをクライアントと一緒に追求しています。類設計室の営業担当の特徴のひとつとして、設計者が営業担当になることが多いです。私の先輩たちもまた、元々は図面を書いていた設計者なので、事業構想の段階から建築技術の根拠のある提案をすることができます。
―類設計室だからできる建築設計のカタチ
クライアントと”共に創る”を実現する設計プロセスの実績。
類設計室では、本当に喜んでもらえる、ユーザーやクライアントに使い込んでもらえる建物をつくるために、事業プロセスを通して「当事者」を増やしていかねばならない、という想いから企画構想段階から“共に創る“「共創スタジオ」を実施しています。「荒川区立尾久図書館」でも「共創スタジオ」を実施し、区の関係者・中学生・ボランティア・図書館職員のみなさまと共に新しい図書館の“ありたい姿”を実現できました。

また設備設計の観点からも、誰もがふらっと立ち寄り、にぎわう「公園」のような図書館の実現のために、空調方式に床輻射式空調システムを採用しています。輻射空調実現のために、さまざまな事例を見学しに行って、言葉だけじゃなく身体で感じた心地よさを実現出来たのはとても良い経験です。完成してからも、環境実測を実施し(詳細はこちら)、図書と利用者にとって良好な環境になっているかを定期的に確認しています。建物の使い方で困っていることをヒアリングし、空調機の設定を見直すなど、建物を共に育てていける基盤があります。どのプロジェクトでも生涯パートナーとしてクライアントの資産を最適に活用し、勝っていけるよう働きかけています。
―どんな人材と一緒に働きたいですか?
建築が好き、人が好きで、幅広い興味を持ち試行錯誤しつづけられる人。
クライアントの期待を最後は建物としてアウトプットするので、建築が好き、カタチにすることに貪欲なことは前提ですが、人が好きで、試行錯誤し続けられる人と一緒に働きたいですね。
建築設計は、建物を建てて終わりではなく、そこからどう使ってもらえるかが勝負になります。だからこそ、さまざまな人になりきることで、その人が捉えようとしている世界を知ろうとする意識は重要です。その気持ちを持っている人は、どんなモノづくりもしていけると思っています。
建物を建てるのは「現実の社会」です。特定の領域だけではなく、社会全体のあらゆる領域に興味を持って考え続けられる人を求めています。