入社3年目から

社内外の共創の場づくりを牽引

NAOKIFURUKAWA

古川直樹

デザイン学部出身

設計事業部

2019年入社 / 意匠設計部

– 主な業務経歴 –

  • 2019年

    設計事業部意匠設計として、大阪設計室に配属。設計の高度化に向け、若手が主体となって追求するBIMの高度化チームに参加。その他、素材(ガラス)メーカーと協働して素材の追求会を開催。

  • 2020年

    『川西市中学校給食センター』ではBIMを用いて複雑な生産施設の構造・設備との統合を図り、主担当としてチームを牽引。内外装含めデザインを行う。

  • 2021年

    『創志学園高等学校建替え計画』では、外装や詳細検討の担当として、ディテールを追求。

  • 2022年 ~現在

    関西学院大学 KSC インキュベーション施設・学生寮複合施設』意匠設計の統合を担当。『大阪歯科大学楠葉新学舎(仮称)新築工事』では計画業務から担い、デザイン・作成したパースが理事長はじめ大学関係者多くの評価を受け、内外装デザインから実施設計までを担当。

入社3年目からクライアントとの打ち合わせに参加したり、他業種メーカーとの追求会を開催したり…と社内外で活躍している古川さんの魅力をご紹介します。

―入社を決めた理由を教えてください。

クライアントを喜ばせるために、イキイキ設計している姿に惹かれたから。

学生時代は、建築に限らずデザイン全般に興味があり、車や服飾のデザインなどをしていました。中でも建築設計の世界では、建物をつくることを通して人づくりができるということに惹かれ、建築設計の世界を選びました。

インターンで先輩社員と話す中で、『類設計室のクライアントは社会の期待に応えるために事業展開をしている方々ばかり。そのクライアントがパートナーとして類設計室を選んでくれて、その期待に応えるための建築設計をしている』ということを聞いて、そんな仕事をしたいと思うように。また、設計についてイキイキと話す先輩方を見て、そんな人たちと一緒に仕事をしたい!と思い、入社を決めました。

―設計技術を高めるために設計事業部で実践していることは?

課題だけでは体得しきれない、“設計”の技術力を高めるための自主的な学びの場

類設計室には、若手からベテランまでが自主的に技術追求をしているグループが多くあります。例えば、自社のデザインを高度化させるために、世の中の先端デザインを学ぶグループ。ベテラン・トップアーキテクトの先輩方と実物を見に行き、体感しながら学ぶことができるのが醍醐味です。
例えば、雨樋はどんな役割があるか知っていますか?注意深く見たことはありますか?実物を見に行くと、そもそもの雨の流れから「何故この位置にあるのか」「何故このカタチなのか」「どう見せれば美しいのか」等々、沢山の考察ポイントを見つけることができます。決められた役割やカタチに捉らわれず”何故”を掘り下げるので、現業でも応用が利きますし、図面の1本1本の線の意味を理解して描けるので実現したいデザインにつながる感覚があります。

他にも、BIM高度化チームでは、大阪・東京の若手中心に入力ルール化や設計フローとの関連の整理等の基盤整備を率先して行っています。組織の技術力向上を左右する1つの要素なので、若手で率先して牽引していきたいですね。

―入社3年目からクライアントと接する際に意識していることは何ですか?

「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる人材になるために、徹底的にディレクターの仕事姿勢を真似する。

あるクライアントが弊社の担当ディレクターについて「こんな人は、今までで出会ったことがない。本当にお客さんにとって何が良いのか真っすぐにぶつけてくれる。あの人だから一緒に仕事したいと思っているよ。あなたは、あの人の背中を見て育ちなさいね」と話してくださった。その時、建築のプロジェクトは建築の技術や知識ではなく、相手のために何が必要かを本気で踏み込んで追求すること、何より『この人たちと仕事したい』と思っていただけることが大切なのだと分かりました。そこで、先輩方が行っているプロジェクトに関わる人への反応の速さや丁寧さ、クライアントの立場・状況・想いに同化し、求められるものの本質を捉えた提案。そして、提案する時の話す順番の緻密さなどを意識して真似するようになりました。

―どんな設計者になりたいですか?

クライアントの期待を超える新しい建築、相手の心を動かす建築を生み出す設計者になりたい。

あるプロジェクトで、最初はクライアントが納得いくデザインを提案できなかったのですが、発する言葉より深いところ、つまり相手の本当の期待はどこにあるのかを徹底的にチームで探索し、建築翻訳をして提案しました。すると先方の理事長がパースを気に入ってくださり、案件を任せていただいただけでなく、提案を通じて相手が喜んでくれたのがすごく嬉しかったです。

クライアントが喜んでくれる、期待以上の新しい建築、そして相手の心を動かせるような建築を生み出す設計者になりたいと思っています。

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