生産者たちの活力上昇が

日本の食を救う

YASUFUMI OGAWA

小川泰文

建築都市空間デザイン専攻出身

農園事業部

2012年入社 / 営業主任

– 主な業務経歴 –

  • 2012年

    農園事業部栽培担当として、三重農園に配属。自然の厳しさを感じつつ、ひたむきに農作物に向き合う。

  • 2015年

    類農園直売所事業を本格化。直売所を運営する上で重要な生産者の組織化の役割を担うため栽培担当 兼 営業担当として奈良農園へ異動。

  • 2017年

    直売所事業の拡大に伴い、農園事業部 企画・営業として活動拠点を大阪へ。

  • 2022年 ~現在

    営業主任として「地方産品・展示商談会」などを企画・開催し、生産者とバイヤー、生産者と直売所をつなぐ動きを加速させている。

10年間農園事業部で働き、生産から販売までの可能性を広げていく小川さんの魅力をご紹介します。

―未経験での農業。実際に働いてみてどうでしたか?

壁だらけの栽培経験があったから、生産者さんと本気で話し合える。

せっかく地域活性や街づくりに携わるなら、コンサルタントではなくその地域にどっぷり浸かって現場を見たいと農業の世界に入りましたが、自然相手の農業なので最初は地域活性はおろか、壁ばかりでした。それが入社2年目の時に、新しい販路を開拓するために「類農園直売所」を立ち上げることになり、視野が格段に広がりました。
そして今、営業主任として生産者さんと話をする立場になり、自分自身が栽培で壁にぶつかった経験が活きていると感じています。

―企業で農業を行う利点、農園事業部の魅力を教えてください

生産者と消費者をつなぎ、活力を生み出す新しい仕組みを生み出せること

野菜は、市場へ出荷する場合「決められた規格通りか?」で評価が決まるんです。
例えば「大根L」だったら、評価基準は“1本1㎏で、傷や変形が無いか”のみ。味も、農薬の使用状況も、生産者がどこにこだわったか?も評価される場がないのです。そうすると、生産者の意識は「市場で評価されるか=いかに形を揃えるか?」になり、あまり使いたくない農薬を使わざるを得ない。また、値段相場も「自分ではどうしようもないこと」と、半分諦めてしまう構造にあるんです。これでは活力は上がりません。

類農園直売所では、生産者が自由に値付けできるシステムで販売しています。同じ茄子でも、どの生産者さんが作った茄子なのかわかるように販売し、その生産者さんがどんな人柄なのか?何を考えて作っているのか?どこにこだわったのか?味がどう違うのか?など、味や安全性、さらには生産者の志まで、スタッフが生産者を「まるごとブランディング」してお伝えしています

実際、直売所のスタッフからの「おいしい」「また食べたい」という声を羅針盤に、有機肥料を使った栽培方法に変えたり、70代になってから作付け面積を増やす生産者もたくさんいらっしゃいます。自分の利益追求ではなく、“食べてくれる人が喜んでくれには?”の追求だからこそ、活力が上がるのです。
その結果さらに味も良くなり、リピータが続出。常に高い価格で売れるようになり、直売所は商品を売るだけでなく、活力を生み出す場となっています

自分たちも本気で栽培に取り組んでいるからこそ、生産者の想いや状況と都市にいる消費者の想いをつなげることができる。こういった活力を作り出せる仕組みづくりを行えることが企業が農業に取り組む醍醐味だと感じています。

―社会から期待が高まっている農業に対して、農園事業部はどう応えていきたいですか?

想いを共有できる協働者様と異業種連携を強化し、社会課題の解決に取り組んでいきたい。

入社してから「栽培→販売→ブランディング→販路拡大支援」と様々な事業が広がっていて、関わる人がどんどん増えています

正直、自分の力を超えるほど、農業への期待が高まっていることをひしひしと感じていますね。

例えば“冷蔵”を追求している企業からもっと本質を掴むために“農業”の現場を知りたいと研修の相談が来たり、飲食店が自分たちの想いやこだわりを伝えるために自社ブランド開発をしたりと、今多くの業界の根底にある一次産業が注目されています。そういう思いがある企業が、栽培、販売、販路拡大支援から、就農定住者の育成プログラムまで幅広い業務に取り組んでいる農園事業部に声をかけてくださるんです。

設計や塾など、他の事業部のお客様からたくさん声をかけていただけるのも多事業体である類設計室ならではだと思います。社会からの期待が高まる農業だからこそ、志の高い異業種連携を強化し、農業の枠を超えて社会課題の解決に取り組んでいきたいと日々研鑽中です

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