- 08 Haruka Yajima
- 矢島 陽花
- 2022年入社 / 教育事業部 教育コンサルタント
- 就活の時に類設計室と出会い、活力ある社会を実現するという志に惹かれると同時に、楽しんで働いている社員の姿に憧れ、こんな社会人になりたいと思うようになる。事業内容そのものよりも、人や職場の魅力を重視し、この会社でなら自分も夢中になって働けるのではと考えて入社を決める。

自分も一緒に、授業を楽しむ。
それまで教育の分野を学んできたわけでもなく、塾講師の経験もなかった私が、まさか教育事業部に配属されるとは思ってもいませんでした。持ち前の明るさが評価されたと後で知りましたが、当初は知らない世界へのワクワクと不安とで胸がいっぱいだったのを覚えています。入社1年目で担当になったのは、小学4年生から中学3年生までの五教科を教える「本科」の授業。類塾では、数学一つとっても「なぜこの公式になるのか」といった考え方から教えていくので、最初の頃は類ならではの教え方を身につけるために、とにかく必死でした。研修制度を通して学びながら、分からないことはベテランの先輩方へ相談しながら、実践を通して経験を重ねていくうちに、少しずつですが授業の精度もあがっていきました。また、生徒に向き合う姿勢も少しずつ変わっていきました。自分が一方向に授業を行うのではなく、生徒の気持ちにとことん同化し、一緒に考えて、一緒に授業をつくっていく。そういう姿勢で生徒に向き合ったほうが自分も楽しいし、なにより生徒の顔もいきいきすることに気づいたんです。実際に授業の場面では、「先生もみんなの仲間」だと伝えるようにしています。

学力だけでなく、もっと根幹を鍛える。
入社3年目からは、年中から小学3年生までの子どもたちを教える「幼小科」という授業を担当しています。「幼小科」は、生きていく上で根幹となる学ぶ楽しさや、自分で考えたことを発信する喜びを感じてもらうことがテーマ。思考力の土台をつくりあげていくために、五感をフルに使いながら、言語能力や数的感覚などの根幹を鍛えていくカリキュラムとなっています。子どもたちがこの先成長していく過程で、ここで身につけたことが、学習面や生活面などに活かすことができるように。基礎となる能力を育んでいけるよう努めています。保護者の方には、お子様が持っている能力や成長したところ、頑張っている姿をお伝えするように心がけています。そうすると、ありがたいことに保護者の方とのご面談の中で、「『今日こんなことを習ってきたよ』って話してくれるようになった」といった嬉しい声をいただけたり、楽しく通っているということを、すごく評価してくださるようになったんです。保護者様の言葉や、楽しそうに学ぶ子どもたちの様子を目にして、私自身も手応えを感じられるようになりました。


生徒として、ではなく、人として向き合う。
「幼小科」では、教える子どもの年齢が低いこともあって、生徒たちの多くは自分の気持ちに素直な行動をとります。集団で学ぶ中で、時にはお友達同士のトラブルが起こることもあります。ですが、問題のあった生徒と授業後に二人だけで話してみると、自分でもダメなことしているとちゃんと分かっている子がほとんど。学校での出来事や家庭での出来事、塾以外の場所で心の中にわだかまりを抱えていたりする。そのことに気がついてからは、態度が気になる子がいたら、なぜそういう行動をとったのか、どんな原因があったのか、じっくり話を聞いて一緒に解決する方法を探るようにしています。たとえ問題のある行動をとったとしても、その行動にはちゃんと理由がある。だからこそ、頭ごなしに叱るのではなくて、状況に合わせて一人ひとりの生徒に向き合う先生でありたいと思います。人格形成にとても大事な時期だからこそ、知性だけでなく人間性も育めるような場にしたい。これから先、一人の人間として生きていく上で求められる力を伸ばしたい。勉強だけに留まらない、学びや気づきを与えられる場にできたらいいなと思っています。一人ひとりの将来を見据えながら、子どもたちと向き合う日々は、私にとってかけがえのないもの。入社するまで、教育に携わるなんて思ってもみなかった私が、今では子どもと関わらない仕事をするのが考えられないくらい、この仕事に夢中になっています。
08 Haruka Yajima
私が追求したいこと
大人になること、働くことを、楽しみにできる社会に。
教育現場で仕事しはじめてから、教育業界の難しさや面白さを肌で感じています。より多くの子どもたちが、大人になること、働くことを楽しみにできる。そんな社会をつくっていくには、何ができるかを追求していきたい。まずは自分自身が、身近な大人として、子どもたちの理想像になれるように、楽しんで働いている姿を見せていきたいと思っています。
※所属、仕事内容は取材当時のものです。