教育のあり方を、
基礎から問い直す。

14 Seiya Sakasai
逆井 聖也
2020年入社 / 経営統括部 経営戦略課
小学6年生のとき、一人の先生との出会いをきっかけに学ぶことの楽しさに目覚める。その経験から学校教師を志すが、教育実習を通して、学校教育と自分の理想の教育とのギャップを感じ、他の教育機関へ就職する道を選ぶ。類塾の独自の教育手法に心を打たれて入社を決めた。現在は経営戦略課で教育事業の推進を担う。

ここには、新しい教育を生み出す土壌がある。

“授業をするだけでなく、もっと人間性を育む教育をしたい”。そう思って、この道を志しました。就活を進める中で類設計室と出会い、類塾の教室見学をさせてもらったとき、「探求講座」という授業に衝撃を受けたのです。「探求講座」とは、一般的な勉強とは違って、社会課題をどうやって解決するか、人類はどうやって生まれたのかといった、まだ誰も解明できてないような問いに向き合う授業。講師ですら答えを持っていません。だからこそ、子どもたちが主体的になって考えていくことができる。小学生から高校生まで、年代の異なる生徒がグループをつくり、講師と生徒が一緒に議論していました。自分の想像力や今ある知識をつなげ、仮説をつくっていく。子どもたちが、こんなに前のめりになって楽しみながら、大人顔負けの議論を繰り広げているなんて、私がこれまで見てきた教育現場では考えられない光景でした。既存の教育のかたちにとらわれず、どんどん学びの可能性を広げていくことができる。類設計室には、そんな土壌がありました。ここでなら、自分の思い描く教育を実現できると感じたのです。

理想だけでは、仕事はできない。

入社後は、希望していた教育事業部に配属。国語・英語の授業や小学3年生以下を対象とした「探求講座(『幼小探求』)」の講師を任されたのちに、入社2年目からは教室長に抜擢。自分一人でなんでもやってやると意気込んだ時期もありましたが、業務量が増えていくなかで、教室のスタッフみんなの頭を借りて考えて、みんなの行動力を借りて実践する。その方が成果も上がり、成果につながるスピードも早いことに気づいたんです。そして、自分の成長という軸ではなく、集団の成長を第一に考えることで、思考の対象が一気に広がりました。それと同時に、理想だけでは仕事はできないという思いも芽生えたのです。どんなに良い教育を提供していたとしても、それがちゃんと価値として社会に認めてもらえなければ意味がない。「周りはどうやったら喜んでくれるだろうか、何を求めているだろうか」と周囲の期待を考えて行動するようになりました。講師という立場ではありますが、私自身も教室運営を通して、たくさんのことを学ばせてもらったと思います。

まだない教育を、自分たちの手で。

現在は経営統括部の経営戦略課で、しごと学舎の「こども起業塾」「こども建築塾」といった新しい教育事業の企画・運営に携わっています。これまでは既存のカリキュラムに沿って教える立場でしたが、新しい教育の体系化にチャレンジできることに非常にやりがいを感じています。中でも、「こども起業塾」では企画の発足段階から参加させてもらい、自分も講師を務めています。実際の授業の内容は、会社設立から商品を販売するまでの流れをロールプレイングしていくというもの。どんな流れで起業できるのか、ビジネスの仕組みはどうなっているのか、リアルな社会を学ぶことができる授業です。銀行に融資の相談をするという回には、実際の大手銀行の方にゲストとしてご参加いただいたり、外部の企業様などとの協業もあって、保護者の方にもかなりの好評をいただいています。現在の部署に配属になったことで、自分の中に新たな視点が生まれました。それは、より良い授業をつくるという教育者の視点だけでなく、いかに事業として社会に広く認知してもらえるか、という経営に近い視点です。事業拡大を見据えた運営をするために、何ができるか。今まさにトライアンドエラーを繰り返している最中です。これからもより良い成長体験を子どもたちに届けていきたい。教育者の視点と経営の視点、その双方から教育事業を育てていきたいと思っています。

14 Seiya Sakasai

私が追求したいこと

非認知能力を、可視化できるように。

今の教育では、どうしてもテストの点数や偏差値など、目に見える評価に留まってしまいます。もちろん学生時代に必要とされる場面は多くあります。しかし、0から1を生み出す力、失敗から学びを応用する力、人と協力して工夫する力など、これからの将来や人生を豊かにしていく力・強みは子どもたちのなかには眠っています。この潜在的な能力を引き出し、育んでいけるよう非認知能力を可視化し分析できるようにしていきたい。分析したうえで、事業そして教育の質の高度化へとつなげていきたい。そうすることが、生徒の自信にもつながり、活力を持って社会で活躍する将来にもつながっていくと思っています。

※所属、仕事内容は取材当時のものです。