- 11 Ken Okuzawa
- 奥澤 健
- 2005年入社 / 宅配事業部 営業部長
- 設計士として入社し、約2年設計事業部で働く。建築だけでなく、社会全般を広く捉え、設計のアウトプットをより高度化したいという想いから、社会事業部へ自ら手を挙げて参画。その後、本社広報室を経て、現在の宅配事業部を立ち上げた。

追求し続けると、課題が見えてくる。
宅配事業を立ち上げるきっかけになったのは、私が広報室に所属していたときに行っていた、類塾の生徒募集のための販促活動です。様々な広告媒体で生徒を募集していたのですが、当時いちばん最適だったのが新聞折り込みチラシでした。しかし、年々新聞の購読者は減っていき、新聞折り込みの反響も少しずつ低下していました。何かこの状況を打破できる方法はないか、あらゆる広告媒体を模索していたときに出会ったのが、チラシ宅配(ポスティング)という媒体だったんです。一般的にはWeb広告が主流になりはじめたころ。それでも、新聞の折り込みと同様に、各教室の周辺世帯に絞ってアプローチできるという点で効果的だと考えました。思い切って社長にも直断判し、チャレンジしてみたところ結果は良好。反響数が、新聞の折り込みをやっていた前年比の130%ほどに上がったのです。これはいける!という感触がありました。しかし、その一方で、特定の地域の反響だけが極端に悪かった。その結果を分析していくうちに、この業界の課題が見えてきました。チラシの反響が悪かった地域では、そもそもチラシが配布されていなかった、ということがわかったのです。配布証明が難しいこと。それが、チラシ宅配業界の最大の弱点でした。

追求から事業が生まれ、進化していく。
配布されたかどうか証明する手段がないために、不正が横行しやすい。広告媒体としての可能性を感じながらも、業界の課題を目の当たりにして二の足を踏んでいました。そんな中で、ふと自社でチラシの宅配組織をつくるという事業構想が持ち上がったんです。類塾の生徒募集を活性化させるだけでなく、同じ地域で頑張っている他の企業様のチラシも合わせて配れば、社会の役にも立てる。社内外のつながりを活かせば、ある程度の発行部数も見込めるだろうという見通しもあり、宅配事業部を立ち上げることになりました。まずは、もともとの課題であった、確実に届けるということに注力。配布員さんには必ず対面で、チラシに込めた企業様の想いもしっかりと共有することで、配布意欲を高める工夫をしました。類宅配に頼むと配布精度が高い。そんな評判が評判を呼び、立ち上げからわずか5年で顧客数の総数は2500社を超え、現在登録している配布員は700人を超えました。この事業を通じて、地域の企業を応援するだけでなく、地域の多くの方々の雇用を生み出し続けています。


売上関西No.1は、あくまでも通過点。
仕事に関わるみんなの活力をあげたい。地域の役に立つ事業、地域の活力を再生するような事業をつくりたい。根底にある想いが、私の原動力になっています。地域再生を一過性のものではなく、持続可能なものにするために。私たちは地域の役に立つ仕事をつくり、雇用を生み出すことで、これからも地域に活力を生み出し続けていきたいと考えています。関西エリアで売上No.1にはなりましたが、それはあくまでも通過点のひとつ。類設計室が培ってきたネットワークと宅配のノウハウを掛け合わせれば、今後様々なビジネス展開が可能になるでしょう。これからもっともっと、宅配の事業は面白くなっていくものと思います。部長職になった今でも壁にぶつかることがありますが、それらがすべてチャンスだと思えるようになりました。目の前の課題や社会に対する問題意識を、みんなで追求し、新しい取り組みにつなげることができる。もともと設計士で、建築は変わらず大好きですが、建物をつくるより、事業をつくっていく方が、今は面白いですね。
11 Ken Okuzawa
私が追求したいこと
事業の枠を超えたチャレンジ。
今年度から教育事業部や農園事業部との共創活動に力を入れはじめています。たとえば、教育事業部で行なっている自然学舎のアドベンチャーフィールドでは山を整備する業務があるのですが、配布員の方が、自ら「やりたい!」と手を挙げてくれたりと、事業部を超えたつながりが生まれています。このように、様々なつながりを活かして、人材面での共創を展開し、新しい取り組みにチャレンジしていけたらと思っています。
※所属、仕事内容は取材当時のものです。