
東京都立東村山高等学校は“生徒の活力を再生する「エンカレッジスクール」”を志し、実現されました。
中学校で力を発揮できなかった生徒の学び直しを目的とするエンカレッジスクール。生徒たちが学ぶ意欲を再生するには、仲間や先生とともに学び、追求することの楽しさを実感することが必要と考え、以下の3段階の成長ステージを後押しする学校づくりを目指し、設計を行いました。
第1段階は、安心できる「居場所」づくり。校舎棟をフィンガープランとして、普通教室ゾーンは1学年を2つのウィングに分けて生活単位を小さくする配置としました。木仕上(多摩産材)に囲まれ、温かく落ち着いた環境とし、様々な居場所を点在させています。
第2段階は、仲間体験の促進。ラーニングセンターをその中心とし、職員室前に広がる出会いラウンジは、先生や仲間たちとオープンに語り合い、勉強を超えた様々な興味関心から仲間関係を醸成する場となります。
第3段階は、視野の拡大。昇降口ホールに面した進路資料閲覧室の前に、毎年学校で行っている卒業生の活動紹介を常設掲示するスペースを設置しました。地域や社会との繋がりを感じながら、自分の進路や役割を考えるきっかけとなるよう計画しています。
事業構想、設計業務、施設運用に関することなどお気軽にお問い合わせください。
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