【子育て通信】三つ子の魂百まで。成長期こそ「まずは人間力」!
2018.4.23
「コミュニケーションがとれない」
「言われたことしか出来ない」
そんな若者が増えていると言われています。
そんな人間にはなってほしくないと思いながらも、
「まずは成績」
「人間力は大学に入ってから」
そんな風に思っていませんか?
今日は、二つの反面事例から子育てを見つめなおしたいと思います。
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◆事例1◆ 医学生の実態 ~丸暗記とマニュアルの日々~
・単位を一つでも落とすと実質的に留年になるから、テスト前は必死。テストは知識の暗記のみ。過去問とほぼ同じ問題が出るから、それをみんな一夜漬けで覚える。
・問診の授業があるが、全てマニュアル。「今日はどうされましたか」「どんな痛みですか」等、聞くことや聞き方は全部決まっていて、それどおりにやればいいと言われる。こちらが推測して聞くのは、誤った判断に繋がるのでNG。
・患者の話を聞くときは、同意と復唱をするように言われている。そのほうが「話を聞いてもらっている」「信頼できる」と思われるから。「(患者は信頼している医者のいうことはよくきくので)治療がしやすいから」と教わる。
・結局、治すのは薬。医者はそれを処方する係り。最近の薬は本当によくできている。
・専門のことしか分からないとみんな言う。
・周りの学生は灘や東大寺など有名私立一貫校の出身が多い。親も医者とか。そういう人ほど、人付き合いの出来ない人も多い。
(事実報道新聞150号1面より)
◆事例2◆ 官僚たちの会話 ~「この問題解ける?」~
彼らが同期で初対面に交わす会話は決まって「君はどこのゼミの出身?」。そして自己紹介で名乗りあうと「ああ君が○○君か」とお互いの名前を既に知っているという。なぜなら長らく四谷大塚などの全国模試で常に上位を競った既知の名前だからである。なんだか気味の悪い話だ。こんな井の中の蛙で暗記脳だけ鍛えられた連中に国家の中枢組織を任せているのだから。
受験競争に晒されて育った彼らはその習慣が抜けきらず、仕事の合間に「君、この問題を解けるかい?」と未だに受験の数学問題を解きあったりしている者が多いとのこと。国内問題や世界情勢など、追求することは無限にあるにも拘らずである。
(事実報道新聞157号1面より)
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コントのようですが、これは極端な例ではなく、一般的・普遍的な話なんです。。。
こんな人たちに命を預けたり国を託したりしているかと思うとゾッとしますが、
最近、勉強や成績の話しかしていないお父さん・お母さん、赤信号です!
子供が楽しんでいる(イキイキしている)のに、それだけじゃ満足できないお父さん・お母さんも、黄色信号です!
三つ子の魂百まで。