類農園が「共認形成の主体」となって他店舗を巻き込んでいく!
2020.10.2
2020年・3月末に類農園直売所の4店舗目となる「海老江店(大阪市福島区)」がオープンしました!
本来であれば、盛大に迎えるはずの記念すべき開業。
しかし!!このオープンは、コロナ禍真っ只中でのオープンだったのです><
■コロナ禍でのオープンで全店が危機的状況に
海老江店が入っているのは、類農園の他に23店舗の専門店(飲食店、スーパー、病院等)が入っている複合施設です。
オープンにもかかわらず、コロナの影響で、施設として大々的に広報して集客する事ができない状態になってしまいました。
その結果、施設に足を運んで下さるお客様が少ないという状況に。。。
しかし、経営は待ってはくれません。
類農園をはじめ、他の店舗も、売上が少ない中、家賃は払わないといけない、新しくスタッフも採用している、投資した施設費も回収しないといけないという、経営不安を抱えていました。
施設に入っている全ての店舗が、「オープンしてすぐに閉店するかもしれない!」という危機に直面しました。
■自分たちで何とかするしかない!
この状況下でも、複合施設を取り仕切る関係者からは「施設としては広報はできない」との返答で、大きな壁は立ちはだかったままでした。
「ならば自分たちで何とかするしかない!集客するしかない!」と類農園は立ち上がりました。
そこで、他店舗の方に「合同でチラシを作成し、ポスティングをしませんか?」と呼びかけて回ったのです。
その結果、合同チラシ第一弾では、類農園の想いに共感してくださった、5店舗が協賛してくださいました。
■類農園が「共認形成の主体」となる
ところが、第一弾チラシでは大きな反響が生み出せませんでした。
にもかかわらず、9月の第二弾チラシでは、新規に1店舗さんが加わってくださっただけでなく、他店舗の方の意識が大きく変化したのです!
第一弾チラシでは、「類農園が音頭をとって頑張ろうとしているけど、本当に成果に繋がるのだろうか。」と様子見のスタンスでした。
でも第2弾チラシでは、他店舗の方が「協働者」へと大きく変化しています!
「お互いに反響が出る様に、相互特典を企画しました!」と他店舗に企画を持ち込んで実施する店舗が現れたり、自店舗内に他店舗のチラシ内容やPOPを掲示していく動き等が出て来ています!
「反響が出る様に、私たちもできる限りの事は実施して行きたい。」と申し出て下さる方もいらっしゃいました。
さらに、広報活動に後ろ向きだった複合施設を取り仕切る関係者にも大きな変化がありました!
「反響を出すために、近隣の幼稚園・保育園にこの合同チラシを置かしてもらえないか営業に行ってきます。」とお伝えしたら「繋がりのある保育園があるから、繋いであげるよ。」とすぐに保育園に電話をして下さったのです!
そういった協働の動きが出てきているのは、類農園の本気度が伝わっているからだけでなく、「協働した方が面白い!活力が出る!」と感じてもらえているからだと思います!
類グループでは、他部門や他企業との協働は頻繁に行われており「協働した方が成果が出る!」ということがよく分かっているので腰軽く動いていけますが、他企業はそうではありません。
だからこそ、類農園が「共認形成の主体」となって動いていく事が、大きな可能性提示に繋がっていくのだと実感しています。
直売所店舗で掲げている類農園のコンセプトは「みんなの生きる場をみんなでつくる」。
それを今後も体現していきます!