脱人工物質を建築で実現する!

2020.9.28

突然ですが、「日本人は近未来、確実に絶滅する」と言われて信じますか?

このままいけば、ではありますが、これは事実です。

 

原因の一つは、「人工物質による肉体破壊」

20代の日本人の生殖能力が元来の1/10以下にまで下がっており、このまま行けば子供が産まれなくなり、種としての日本人は絶滅が決まってしまいます。

 

この日本人全体としての課題をどうにかしたい。

類グループの、私達の共通の志です。

 

■肉体破壊の原因は…

これら肉体破壊どうする?脱人工物質をどう実現する?は日々の仕事で本気で追求中です。

具体的には、これからの日本を作っていくことになる子供たちが通う“学校”で、肉体破壊を防ぐ建築を実現することを目標に日々設計をしています。

実現すべく追求をしてきて分かったのは、肉体破壊の原因で多くを占めているのは、“空気”だということ。

実は人が最も体内に取り込むものは、空気が全体の約60%で、重さにすると約20kg。だから有害物質が最も摂取される媒体も“空気”であり、有害物質の摂取の要因の約80%が“空気”。この数値は食物8%、飲料7%よりも遥かに上です。

 

そんなにも重要なのに、いままで自分も建築業界全体もどれほど安易に材料を選んできたか、が浮き彫りになり、己の無能さに気づきました。

だからこそ人々が過ごす室内の空気を創る“建築”は変わるべきであり、類設計室が追求すべき照準である、と考えています。そして、空気に関する認識を本気で転換できた建築は「屋外よりも空気を綺麗にできる」とも思っています。

これは実現したら、人が本来持っている浄化力を引き出せるということであり、『建物で人工物質発の病を治せる』ということ!

この本源的な建築は絶対に喜んでもらえる。その確信を活力源として、何が何でも実現させる!!という気概で追求を深めています。

 

■実現に向けた壁は無数にある。どうする?

可能性は見えてきたのですが、「自然素材なら良い」という簡単な話ではなく、実際は様々な現実の壁にぶち当たっています。

例えば、自然素材でも施工のしやすさのために有害な添加物が使われてしまい有害性が高くなってしまうこと。流通方法に気を配らないと運搬途中で添加物が塗布されてしまうこと。法との整合性。均一性や対汚性が弱いこと、前例のない中で役所をどう説得するか?…上げればきりがないですが、「市場原理の制約を突き抜けられるか」が課題であり正直物凄く難課題です。

 

この到底答えを出し切れない難課題に答えを出すべく、同じ想いを持って追求している最先端の企業の方々方に声をかけて、協働追求を始めています。多くの企業様は「みんなのため、子供たちのためにも、ぜひ実現しましょう!」と賛同してくれており、難課題ですが、なんとかして市場原理の制約を越えていくために一緒に闘ってくれています。

このとき重要だと感じたのは、何としても実現してやる!という闘う気概を見せること。その強い想いがあって初めて、「類(この人)となら一緒に立ち向かっていけるな」と思ってもらえるのだと思います。

 

社内外を横断する、本気で実現に向かう有志の集団づくりにも挑戦していくことで、現代のさまざまな制約を突き抜けて、なんとしても実現させます!