大手競合とのプロポーザルで驚異的な勝率を生み出した力の源泉

2020.7.15

設計業界のプロポーザル・コンペ(提案競争)の勝率は、3割超がひとつの指標となっています。

そのなかで、類設計室は長年にわたって勝率5割のトップランクを維持し続けてきました。

今年度は4月から8つのプロポーザルを一気に行い、大手競合がひしめく中で7勝1敗「勝率8割」を超える快挙を成し遂げました!

今回は、この高い勝率の秘訣にせまります!

時代の潮流を読み切る

建築は、その時代ごとの人々の意識潮流が具現化されてできています。権力者が台頭していた時代には教会や城など、その権力を主張するための建築(様式建築)が建てられ、合理化が求められた工業生産の時代には装飾を削ぎ落とした画一的で均質な建築(モダン建築)、逆に思想崩壊で個人主義の時代には快美欠乏を背景にした個性という名の奇抜な建築(ポスト・モダン建築)が建てられてきました。

そして現代の意識潮流は、1970年以降の市場縮小の大きな潮流の中で「私権(金・地位)を獲得する充足」から「共認(相手の期待に応え合う)の充足」に転換しました。

さらに今回のコロナ禍によって、人々にとって本当に必要か否かというシビアな評価軸が顕在化しています。

 

一体となって闘う集団の追求力が勝ち筋

共認の充足へと転換した結果として、類的欠乏(人と人の間に生まれる価値や欠乏)の高まりに応える同類闘争は個人ではなく、より集団の戦いになり、ゆえに均衡した僅差の戦いになりました。つまり、集団が一体となった対象発の追求力によって生み出された事実認識の共認価値が勝敗を決するということです。

 

それゆえに闘争の武器は、可能性を一瞬で掴む「充足力」、仁義信の本源を結ぶ「関係力」、そして原因と可能性を構造化して答えを見出す「追求力」であり、その基盤となるのが「組織の一体充足力」。そしてそれらどれもの道標となるのが、類グループが体制課題や技術課題を起点に、50年にわたって追求し、構築してきた、生命や自然の摂理の歴史を紐解いた「構造認識」です。

この構造認識に裏付けられた可能性に満ちた提案は、現代の時代潮流、つまりお客さんの欠乏と一直線に繋がっています。

これが大手競合とのプロポーザルでも驚異的な勝率を生み出した力の源泉だと言えます。