【教育情報】先生は脅すけど、内申を必死で1上げてもたった○点分!

2018.8.9

おはようございます。

突然ですがみなさん、大阪府の公立高校入試で、中1から内申が反映されることになり、定期テストの点数に過剰に不安になってしまっている方はいらっしゃいませんか。

学校の先生たちからも、「そんな内申では○○に行けないぞ」とか「○○したら(しなかったら)内申下げるぞ」と、半ば脅迫のように言われ、言いなりになってしまっているのが現状です。

でもみなさん、内申点を必死に頑張って1上げたとして、900点中何点分上がるかご存知でしょうか!?

そこで今日は、学校や定期テスト対策だけを売りにしている塾からは絶対に教えてもらえない、入試の点数配分を簡単にご説明します。

簡単な掛け算ですので、よろしければメモ用紙をご準備の上お読みください☆

(実際にご自身で計算された方が、納得度が上がります。また、まだ知らない周りのお父さん・お母さんたちに教えてあげるときも、説明しやすくなります。)

1.当日点と内申点の比率

公立入試は、当日点と内申点で決まりますが、当日点90点×5教科=450点、内申点50点×9教科=450点を満点とし、そこに、当日点1.4倍:内申点0.6倍の比率を掛けて計算されます(上位高の場合)。

従って、当日点と内申点の点数配分は、

■当日点・・・450点×1.4倍=630点分

■内申点・・・450点×0.6倍=270点分

つまり、【当日点7:内申点3】となります。

2.一教科の内申1あたりの点数配分

内申の学年比率は、中3:中2:中1=3:1:1となっています。また、各教科の配分は同じです。

従って、中3で一つの教科の内申を必死で1上げたとすると、

■1で出した内申点配分270点×学年比3/5×一教科分1/9×一ランク分1/5=3.6点

つまり、【3.6点分】となります!

ちなみに中1・中2の場合は、

■1で出した内申点配分270点×学年比1/5×一教科分1/9×一ランク分1/5=1.2点

で、【1.2点分】にしかなりません。

3.ボーダーゾーンの判定

さらに、定員の90%~110%層はボーダーゾーンとされ、その層については、総合点の順位に関わらず、「自己申告書」などを見て、高校側のアドミッションポリシー(求める生徒像)に極めて合致する者を優先的に合格させるとしています。

つまり、内申がいくらだろうと【0点分】なのです!

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いかがでしょうか?

そう!内申点を必死に頑張って1上げても、900点中1~3点分しか上がらないです!

内申点を1上げようと思えば、定期テストで一教科10点以上上げなければいけません。

なのに入試においては、当日の誤字脱字や計算ミスだけで帳消し、一問正答率を上げるだけで一気に逆転されてしまう程度のアドバンテージしかないのです。

しかもボーダーゾーンほど僅差で勝敗が決まりますが、そこでは内申はほぼ関係ない・・・。

もちろん、定期テストの点数が気になって本来の学習や追求に身が入らないようではもったいないので、類塾では、5分間勉強法や学び合いで、最速最効率で成果は出していきます。

でも重要なのは、入試本番で結果を出すこと。

入試の点数配分をしっかり理解して、過剰に定期テストや内申におびえることなく、実力をつけてゆきましょう!

※入試で差がつく作文指南通信講座(「自己申告書」の指導も行っています)