【教育情報】高卒人気が急上昇、大卒を超える売り手市場に

2020.2.28

今春卒業予定の大学生の求人倍率1.83倍に対し、高校生の求人倍率は2.80倍(大卒比で153%)と、高卒人気が急上昇しています。

 

一体なぜ、大卒よりも高卒の人気が高まっているのでしょうか?

 

以下『採用戦線で人気急上昇中、高卒人材は「金の卵」』(日経ビジネス2/4記事https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00106/013100004/ より引用します。

 

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学生側の売り手市場が続く採用戦線。大卒者を思うように採れない企業が今、熱い視線を注いでいるのが高卒者だ。若さゆえの「素直さ」と潜在的な成長力に注目する企業が増えている。(中略)

 

大卒社員の中には現場業務を避けたがる者もおり、「高校生は素直で現場作業に対する先入観を持たずに入社してくれるだろう」との思いもあった。しかも大卒者に比べて4年早く就職する分だけ早く育成できる。狙い通り「『乾いたスポンジが水を吸うように』成長していく様子を、目の当たりにしてきた」。同社(引用者注:千歳商会)ビケ事業部人材開発部課長の小林仁氏はこう顔をほころばせる。

 

大学卒の新卒採用戦線が話題となることが多いが、実はより熱を帯びているのが高卒人材の奪い合いだ。(中略)

 

厚生労働省などの調査によると、20年春の高卒予定者に対する求人倍率は19年11月末時点で2.80倍に達している。過去9年に渡って上昇し続けている。集計の方法や時期が違うため単純な比較はできないが、リクルートワークス研究所(東京・中央)によると大学生の20年春卒業予定の大学生の求人倍率は1.83倍(19年4月時点)。高卒採用市場の方が大卒より逼迫している状況が浮かび上がる。

 

しかも「かつての高卒採用は製造業の作業員や小売店員などが定番だったが、ここ数年で営業職やエンジニア職の求人が着実に増えている」と、ジンジブの佐々木社長は指摘する。

 

引用おわり

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「なぜ、高卒人気が大卒を上回るようになったのか?」

 

それは、追求力の時代になったから。上から言われた通りに動く従順なだけの人間が、社会では通用しなくなったからです。とりわけ学校や塾で勉強漬けになり、成績第一で他人のことを顧みない学歴エリートが、社会に出て使い物にならなくなっています。

 

他方、一足早く学校の管理空間から解放され、社会に出た高卒の方が、余計なプライドも無い分、素直に周りの期待に応えることで成長していきます。企業が、その素直さと成長力に目を向けるのは当然です。

 

目先の点数や成績に惑わされず、子どもの意欲と追求心を育てることが、社会で最も必要となる人間力や追求力を養う上で、何よりも求められているのです。