日本人の働く活力6%の危機~志を共にした仲間との追求が突破口~
2020.1.27
「〇〇君、メンタルやられて退職したらしいよ」
年末年始に大学の後輩や中学高校時代の友人と飲む機会が多くあったが、どの飲み会でもこうした話題が出てきたことに驚きました。
2017年に発表された「日本には6%しか『熱意あふれる社員』がいない」 の内容を、身近で感じ、非常に危機感が高まりました。
メンタルをやられてしまった彼らの共通項とはなんでしょうか?
話を聞いていくと見えてきたのは…
1.上司との人間関係
企業としての考え方や仕事内容への不満ではなく、最も身近な「上司との人間関係」が上手くいかず、退職に至るケースが多い。
中でも、女性上司からの罵倒が堪えたという意見が多かったです。
2.「自分は被害者」という意識
退職した人から出てくる言葉の多くは「こんなに残業して頑張ってるのに」「指導が悪い」「上司がつかえない」というもの。自らは被害者であり、周りが悪いという意識が強くなってしまっていました。
3.学生時代は成績優秀⇒こなす意識が強い
退職した人のほとんどが学生時代の成績は優秀。同時に、仕事を勉強の延長としてとらえて「仕事=こなすもの」であり、「志はない」ということでした。
「頑張っているのに、評価されない」ことによって募った不全感が、働くことへの活力を奪っている。
上司を否定し、仕事環境を否定する姿を見ていると…
「問題を繰り返し説いて、答えを丸暗記する」学校教育で積み重ねられた「ちっぽけな成功体験」によって本質が見えなくなってしまい、自らを正当化し、周りを攻撃しているようでした。
「日本人の働く活力どうする」という重要な課題。
その突破口はなんでしょうか?
社内の活力をもって高い成果を出すメンバーへヒアリングを行い、集中力や活力の相関を調査していて見てきたキーワードが
「志」「充足」「事実追求」「仲間」
仕事には答えはなく、あらゆる未知に挑むもの。
こなすのではなく、志をもって、事実・本質を追求し続けることこそがやりがい(充足)に繋がる。
個人ではなく、志を共にした仲間と追求し、集団で成果を出す。
こうした成功体験を積み重ねたメンバーは、どんなに小さな仕事であっても、活力をもって、高い成果を出しています。
みなさんの周りではどうでしょうか。
「日本人の働く活力どうする?」をこれからも追求・実践していきたいと思います!!