こんにちは。設計室の松井です。
本日は建築設計の“華”でもある「デザイン力」についてお届けします!

(上)類作成のプレゼン用パース
先日、たまたま競合設計事務所(業界でもトップを走る事務所です)がデザイン画の展覧会を開催している、との情報を聞きつけて早速観に行ってきました。
その会社は昔からプレゼン用のパースは外注せずに内作を続けていましたが、昨年、社内組織として手描き専門部隊の「イラストレーションスタジオ」が発足。社内外問わず、様々な表現手法で絵を描き、みんなを魅了しています。
会場で目に飛び込んでくるのは、屏風に引き伸ばしたプレゼンボードや、水彩でのリアリスティックなパース、アメコミみたいなかわいらしいポンチ絵まで、多種多様な建築デザインの原画でした。
ぱっと見ての印象は
どれもこれも上手い。。。( ´_ゝ`)
しかし絵が上手いのはもちろんのことながら、見ていて感じるのは「ワクワク感」。
単に表現したい中身が伝わってくるだけでなく、このイメージが実現したらどうなるんだろう、この空間の中に入ってみたいという期待感を感じさせるものばかりでした。
競合相手の力量の高さに正直圧倒されましたが、同時にこの「ワクワク感」を自分でも表現したい!と、モチベーションがすごく高まりました!!
もちろん、“画力”を磨くことはそう容易ではないでしょう。
見る人にとってスッと伝わる表現力、それを十二分に発揮させるための作業時間を確保する段取り能力、チームで追求した中身をカタチへと変換する計画力、どれを欠いても“勝てる=プレゼンでお客さんに選んでもらえる”絵は生み出せません。
今回の展覧会視察は、その中の表現力を磨くためにも、上手いと感じる絵やパースを模写するなりトレースするなりしてとかく同化し、自在に表現できる技能を身に着けていきたい!と感じたいい機会になりました。