入社式祝辞②~みんなで力をあわせて、もう一度赤ん坊の世界を取り戻す

2019.4.2

仕事の世界で常に求められる「どうする?」の答え。そこに答えを出すために、社会をつくる仲間として大きな期待とともに社長から贈られた入社式祝辞①の続きです♪

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例えば、現在は追求の時代で、追求力が一番求められていますが、学校では殆どまともな追求は行われない。追求したとしてもせいぜい「何?」という原因追求程度です。

しかし、実社会では、「なんで?」レベルでは答になりません。現実の圧力の中で求められるのは、常に「どうする?」の答えです。

★答えを出すためには(=闘いの最前線において)何が必要か?どういう力が求められるか?

(新入社員の返答:期待を掴む力、情報・状況を掴む力、対象の状態を掴み取ったり、聞き取ったりする力、そのための観察力・分析力、いろんな視点から物事を見る力etc.)

それぞれ君たちが出した答えが間違っているわけではないけども、照準が甘い。

ここで、【照準】という言葉を頭に刻んでほしいと思います。

【照準力】つまり照準を合わせる力ですが、お客さんの期待を掴むにしても、状況を掴むにしても、まず最初に一番重要なことは、照準=どこがポイントかが掴めるかどうかということ。

長年にわたり試験勉強ばっかりやってきた結果、ほとんどの人が暗記脳になってしまっていますが、暗記脳の人の最大の欠陥は、照準が常にズレまくるということ。仕事をしていたら、相手が居るわけで、そこで照準がズレた事してたら、(成果は)全くゼロ。これでは全く話にならない。

この照準力をもっと突き詰めていうと、「照準が合う=ここを攻めたらイケる!」ということ。そのときに働いているのは、【見通し力・先読み力】

さっきの原因分析=「何で」じゃだめなんだというのもそこにあって、原因分析というのは後ろを向いている。「今まではどうであったか、どこがダメだったか」と。

原因分析は頭で考えるが、照準や見通しは頭じゃなく体で、本能中枢で直感するレベルにある。

結局、順番からいうと、見通し力・先読み力が一番重要。それがあって始めて照準を絞ることができるし、さらに言えば、段取り力(ex.こうして、ああして、こうすると3時間で答えが出せるという見通し)まで付けられるという流れだと思います。

これらの力は、現実の圧力の中で、「どうする?」を追求し続ける中でしか形成されない能力です。

その点が、現実から遮断された学校という空間の致命的なところですね。ほとんど(そういう力が)形成されない。

★どうしたら、追求し続けることができるのか?

それは、好奇心を失わないこと。

赤ん坊もそうだし、アインシュタインのような天才たちもそうだった。好奇心の塊だから何でも追求する。君たちにも60才になっても、80才になっても好奇心を失わない人物を目指してほしいと思います。

ところが、受験勉強の結果、好奇心とか追求心がほとんど封鎖されてしまっている人が多いと思います。だから、実際「好奇心とか追求心と言われたって、自分にはほとんどないしな~」と自覚していると思います。

でもそれには今言ったように、「原因」がある。

生まれた時は、もともとみんな赤ん坊で天才だったのです。もともと天才だったのに、学校に行きはじめて親とか先生から「ああしろ、こうしろ」と言われ続けて、しょうもない観念を吹き込まれて、それで全部封鎖されてしまった。

だからそれを取り戻せばいい。言い換えると、頭の中に詰め込まれた、しょうもない観念を全部取っ払っていったらいいんです。

「それは大変だな」と思うかもしれませんが、類は共同体。

君たち一人でやるわけではなく、まず先輩たちがいるし、周りに仲間たちもいる。

みんなで力を合わせて、もう一度赤ん坊の世界を取り戻してほしいと思います。

君たちの今後の成長を期待して、祝辞とさせていただきます。