【人材育成】遅刻の本音。やっぱりそこか~!(前編)

2017.11.23

どの会社にとっても最重要課題である【人材育成】

類グループでは、どんな指導・取り組みを行っているのか。

今日は、よくある「若手の遅刻問題」の一例をご紹介します。

直売所でアルバイトをしているK君。

この間、3回連続で遅刻が発生。しかも、1~2時間の大幅遅刻。

以前、別の配属先でバイトをしていた時は、今より出勤時間が早かったにも関わらず、遅刻はなかった。

現配属のみ遅刻しているところを見ると、K君の意識(仲間や仕事に対するスタンス)に問題がありそうとのことで、話をした。

●なぜ遅刻するのか?

自己分析では「生活習慣の乱れ」。

深夜まで起きていることが多く、先日の勤務前日は朝4時まで寝れなかったとのこと。

ただ、以前からその生活スタイルなので「それだけだと、現配属の仕事の時だけ遅れる理由にならないよね?以前の方が朝早いけど来れてたよね?」と切り返し。

その後、いろいろ質問する中で見えてきたのが「仕事に対する興味度の違い」だった。

以前の配属は自分の興味関心が高かったが、現配属は関心度が一段低いとのこと。

「派遣に来ている感覚」と表現していた。

そのスタンスでは、何も掴めないし成長できない。かつ、社会人になった時にそのスタンスでは使い物にならなくなってしまうと思い、さらに踏み込んでいった。

まずは、K君がどこまでスタッフの気持ちを掴めているのかを知るために、以下を質問。

「K君が来ないことで、スタッフ(社員も含めて)はどんな気持ちになると思う?」

K君からは

「シフトが変更になって困る。期待を裏切られた。」

と予想通りの返答。

やはり、スタッフの深い気持ちには全然同化できていなかった。

「周りのスタッフは、K君をチームの一員=仲間だと思っているよ。

若い子が農業に興味を持ってくれているのも嬉しいし、一緒にお店を作っていけることをすごく楽しみにしている。

だから、みんなK君を気にかけていたし、困った時はフォローしてくれてもいたよね?

それだけ仲間として期待している。その期待があるからこそ、裏切られた時の落胆は大きい。

また、自分たちで作っている大切なお店を邪険にされたという気持ちにもなる。」

これに対してK君からは

「スタッフの方たちがそこまで自分の事を仲間として想ってくれているとは思っていなかった。仲間という感覚でスタッフを見てきてはいなかった。」

との返答が返ってきた。

どんな仕事でも、一番重要なのは『相手に同化できるか?相手の期待を掴めるか?』というところ。

そこの重要さを伝達するために、さらに質問を重ねてみた。

(…後編に続く…)