スピードを上げることと、慌ててやるのでは成果が真逆

2022.4.22

仕事をする中で上司から「スピードを上げて」と言われたら、皆さんならどうしますか?
きっと、そんなことを言われたら「焦って、せっせと課題に取り組む」という人が多いのではないでしょうか。

 

実は、その行動には大きな落とし穴が!

「スピードを上げること」と「慌ててやる」とでは成果が真逆。

 

今回は、そんな現実の壁にぶつかった社員の事例から「スピードを上げる」の本質に迫ります!
今後社会人になる学生さんはもちろん、現社会人の方も必見です☆

 

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全く違う部門から、農園の栽培部門に配転したMさん。1カ月間の研修期間中、上司から「歩くのも含めてすべての動作=スピードが遅い!」と言われ続けたそうです。

それを何とかして突破しようと、日々奮闘するMさん。ところが、そんな様子を見ていた上司はあることに気が付きました。

それは、「スピードを上げる」というよりも、『何か焦っている』『慌てている』、ということ。

 

例えば、
ある農作業で、最初どんな道具を持っていくのか、誰がどういう動きをしていくのかすり合わせず入ってしまい、時間がかかったり。

準備物や細かな段取りを掴む前に動き出していたり、或いは、不整合を感じる暇もなく先を急いでいる感じだったそう。

結局、慌てて動くから忘れ物・見落としが多くなり手戻りが発生。結果的に、成果がとても悪くなってしまっていたのです。
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「スピードを上げる=一人で急いで課題に取り組むこと」だと捉えてしまうと質は下がるばかり。
そしてやり直しが発生し、結果的にスピードも落ちるので本末転倒!!

 

スピードを上げるとは、先ずは動き或いは段取りを正確につかみ、リズムよくコンスタントに体を動かし、ペースを上げていくという事!

 

この正確性=精度が高ければスピードを上げても品質を落とさずに仕上がる!
そしてリズムが悪いと、成果にもムラがでてきてしまう!

この「リズムをよくする」には、相手、周りに呼吸を合わせること。
つまり、スピードを上げるには、普段からみんなと時間を合わせること、相手を注視することに尽きるのです!

 

今回は農園部門の事例でしたが、どんな仕事でもスピードは求められるもの。
「質は下げずにスピードを上げたい」そう思うのであれば、まずは一緒に働く仲間を注視して、皆と呼吸を合わせ一体で進めていくことを意識してみませんか!?